
これさえ知れば弱いチームにも賭けられる!スポーツベットのハンディキャップ機能とは
ベッティングの幅を広げてくれるハンディキャップ機能
実力差が有りすぎる試合のオッズに活用できるハンディキャップとは
スポーツの勝敗を予想してギャンブルを行うスポーツベットですが、親しみのあるスポーツをベットの対象にできるので、スポーツベットは日本でもひそかに人気です。できれば自分が応援しているチームに賭けられれば、さらに試合観戦は盛り上がるでしょう。ただもし自分の好きなチームが強いとは言えないチームだったとしたら、スポーツベットを行うのは躊躇してしまいます。特に強豪チームとの試合だったら、お金は賭けられないかもしれません。
そんな中堅チームや小規模チームが好きなひとにおすすめのスポーツベットがあります。それが「ハンディキャップ」です。スポーツベットのハンディキャップとは、その名の通りハンディを付けた賭け方をすることを指します。大手スポーツベットのウィリアムヒルスポーツカジノからハンディキャップの実例を紹介します。ここで言うハンディとは各ブックメーカーが提供する数値です。レベル差がある対戦の場合、弱いチームの方に1点や2点など文字通りのハンディを与えます。そのため、たとえ実際の試合が1対0の敗戦になっても賭け方によれば引き分けたり勝ったりすることが可能です。
競技ごとに異なるハンディキャップの特徴
スポーツベットは競技により勝敗の付け方は変わりますし、スコアの変動にも差はあります。サッカー、テニス、バスケ、野球のハンディキャップを紹介しましょう。サッカーはロースコアで決着がつくことが多い競技です。さらに面白い特徴には試合の会場により有利不利があります。サッカーはホームチームの方が強い傾向があるスポーツです。この理由に地元ファンからの熱烈なサポートがあること、移動距離がないので疲れがたまりにくいことなどが挙げられますが、これはオッズにも反映されてアウェイチームには1点があらかじめ与えられるケースがあります。ただ、最近はコロナにより無観客が続いており、ホームアウェイの勝率はほぼ変わらなくなりました。
テニスはコートによって選手の得意不得意があります。例えば、スペインのナダル選手はクレイコートで何度も優勝しています。バスケットボールは1試合で両チーム200点も入ることがあるなど、スコアの変動が激しいです。当然、ハンディも5ポイントや10ポイントつくこともあります。野球はランラインと呼ばれ、常に1.5で固定されるのが特徴です。それぞれの特徴を紹介しましたが、やはり勝つためにはその競技のことをある程度は知っていることが前提となります。
ハンディキャップの種類|アジアンハンディキャップ(AH)
ブックメーカーが行っているハンディの付け方は、アジア方式とヨーロッパ方式の大きく2種類に分かれます。アジア方式はインドネシアで発展したものです。アジアンハンディキャップとは、よくサッカーで使われているベット方法です。オッズにハンデの数値が付加されて、それと実際の試合のスコアを足し引きして行われます。
大きな特徴は、ヨーロッパ方式にはあるドローの概念がないことです。なぜなら、アジア方式は数値が0.5単位となるので、必ずどちらかが勝つことになります。そして、ハンデの計算後の結果が引き分けになると、賭けは無効となり返金です。もうひとつの特徴はハンデが2つ付いているオッズに賭けたときに賭け金は二等分されることで、それぞれのハンデが計算されます。ある試合に10ドルを賭けたとしましょう。その場合、自動で5ドルずつ振り分けられます。
ハンディキャップの種類|ヨーロピアンハンディキャップ(EH)
アジア方式の賭け方に対してヨーロッパ方式のものをヨーロピアンハンディキャップと言います。ヨーロピアンハンディキャップとは、主にサッカーで使われているスポーツベットです。ホーム勝利とアウェイ勝利、そしてドローの選択肢からスポーツベットを行います。3つの選択肢なのでスリーウェイハンディキャップとも呼ばれる方式です。ハンディキャップが1ゴールや2ゴールが与えられ、試合が始まったら1対0や2対0で始まったことと同じになります。
アジアンハンディキャップとの違いはすでに触れましたが、数値はすべて整数で計算され、ドローの概念があることです。もし、実際の試合が0対1で負けてもハンディキャップがあれば1対1となりドロー扱いとなります。0対0で引き分けたらスポーツベット上は1対0の勝利となるわけです。アジア方式は少し特殊なベット方法になるので、ヨーロッパ方式のほうが初心者向きと言えます。
ハンディキャップを使うメリットと注意事項
ハンディキャップは少し特殊なベット方法ですが、メリットとデメリットはその特殊さにあります。単に勝ち負けを予想するだけでなく、少し変わった賭け方をしたいならハンディを付けたスポーツベットはおもしろいでしょう。力の差が歴然としていて、倍率に偏りがあるオッズでもベットできるのは大きな魅力です。強豪チームは倍率が低くなりがちで、賭けてもあまり旨味はないですし、サッカーのように強弱がはっきりしたスポーツは弱いチームに賭けることがそのままリスクとなりえます。しかし、ハンディを付けるならもっと戦略性が出ますし、弱いチームにも賭けやすいです。
反対にデメリットは、的中させるにはより詳細な分析が必要分複雑になるので難しいことです。的中させるにはより詳細な分析が必要でしょう。そのときのチームの調子や相性、怪我人の有無、日程の影響など様々なことを考慮に入れてベットする必要があります。ただ、その分リターンは大きく単純に勝敗を予想するものよりも多くの収益を見込める場合があります。