カジノは違法なのか?逮捕されるケースを紹介

そのカジノは大丈夫?違法は賭博の摘発事例を紹介

ギャンブル摘発事例|2019年の福岡ルーレット賭博店

2019年に福岡の中州で、常習賭博容疑で自称会社役員の45歳男と「HOPE」というルーレット賭博店の従業員の男女10人が逮捕された事件です。2018年の5月から2019年1月中旬までの間に、不特定多数の人にルーレット賭博をさせた疑いで45歳の男性を責任者とみて逮捕しました。

ほかの従業員についての容疑は明らかではありませんが、店内は家宅捜索され2,700万円にのぼる売上金とルーレット台、パソコンなどが押収されました。そして売上金が暴力団の資金になっている疑いも持たれて捜査が行われたということです。同じ中州に「HOPE」の系列店「ジュピター」がありますが、そこもインターネットカジノを経営しているため捜索が行われました。中州では2017年にも海外のオンラインカジノを提供した店が摘発されています。

ギャンブル摘発事例|2019年の名古屋闇スロ

2019年5月に名古屋市中区錦で「諭吉」というスロット店を無許可で営業していた、三浦弘賢という31歳の男が逮捕されました。警察は5月ごろから家宅捜索をし、機械現金を押収しています。三浦容疑者はスロット台の設定などの管理責任者で、2018年の9月ごろからスロットマシン29台を用意して営業をはじめ、月に300万程度の利益を得ていたとみられ、三浦容疑者だけでなく男2名の従業員も逮捕されました。

ギャンブル摘発事例|2020年の東京新宿闇カジノ

2020年10月、新宿の歌舞伎町で裏カジノ店を経営してた店長の齊藤容疑者と従業員6人、そして客2名が現行犯逮捕されました。歌舞伎町の雑居ビルでバカラと賭博をさせ、勝ち金に対して5%の手数料を受け取っていたとされています。2020年1月から営業を始めていて、コロナの緊急事態宣言の中も10月まで営業を続け、その間約5,000万円を売り上げていたとみられます。のちの12月1日に店の実質的な経営者が、六代目山口組系の組員と判明し3人が逮捕されたのです。

ギャンブル摘発事例|2020年の東京新宿闇カジノ

2020年6月下旬、埼玉県の川口市で「サーカス」という違法カジノ店が摘発され、二人の男を賭博開帳図利の疑いで逮捕しました。それまでに店の責任者とみられる50歳と58歳の従業員や客など、計18人も逮捕されているのです。「サーカス」は24時間営業で、トランプを使ったバカラとばくを行って利益を得ていたといわれます。

ギャンブル摘発事例|2020年の仙台闇スロ

2020年2月に仙台市青葉区国分の違法パチスロ店「seven」で、経営者で47歳の男が逮捕された事件です。「seven」では客を相手にスロットマシンを使った賭博で利益を得、常習とばくの疑いがかけられました。警察はスロットマシンやゲーム機など64台と、現金200万円などが押収されています。

違法にならないカジノは公営ギャンブルとオンラインカジノ(グレーゾーン)

公営ギャンブルは現状唯一の合法な賭博

日本では競馬や競輪、パチンコ以外の賭博は法律で禁止されているので、それを提供する方も利用する方も違法ということで逮捕される可能性があるのです。競馬や競輪、競艇やパチンコは政府が認めた公的機関が運営していて、政府も認めているので違法ではありません。もちろんそれを利用する方も違法ではなく堂々と遊べる賭博です。日本でもカジノ法案が成立されましたが、その後の進展はあまり見られません。

この法案が実現され日本にもカジノが設立されれば、その場合も政府の認可が下りる施設なのでルールに則れば利用することができることも期待されます。しかし2020年末の時点ではまだカジノの設置については具体的になっていないので、競馬と競輪、パチンコなどの公営ギャンブルだけしか行うことも提供することもできないのです。

現状グレーゾーンと言われているオンラインカジノ

現在はまだ日本にカジノがないので、カジノでプレイをしたければ海外に行くしかありません。日本国内での公営ギャンブル以外の賭博は禁止されていますが、海外でカジノをすることは違法ではないのです。しかし、インターネットの普及から海外のカジノがオンラインでもゲームを楽しめるようにオンラインカジノサイトを運営するようになりました。インターネットを使ったものなので、日本国内にいながら自宅でも楽しむことができます。

コチラの記事も合わせて読んでください⇒「オンラインカジノは法律違反なのか検証してみた」

賭博は法律で禁止されている日本ですが、オンラインカジノについての法律はないので、それを利用することは違法ではありません。かといってオンラインカジノを利用してもよいという明記もないので、現在オンラインカジノは違法ではないけれどグレーゾーンといわれています。ただ、オンラインカジノサイトを運営する会社は政府の認定を受けた会社でなければ運営自体が違法で、それを利用する人たちも違法行為とみなされるのです。政府のライセンスを取得することは厳しい基準で審査され、認可取得後も定期的な監査が行われているので、公平なゲームを安全に行うことができます。